夫の大病と看護師さん
今年夫が31歳の若さで胃がんが発見されて、入院して手術をすることになりました。
突然の大病に驚く間もなく様々な検査が行われ、すぐに入院して手術となりました。
手術は予定時間5時間のところを、9時間かかるという大手術で、2〜3週間で退院できる予定でしたが、術後の経過も悪かったです。
絶食での治療が1ヶ月程つづき、夫は点滴から栄養を摂るという形でした。
また食事が始まってからも、ダンピング症状で食べられないという症状に苦しんでいました。
食事が順調になってからは、身体に膿がたまりそれを改善しなければ退院できないと言われました。
結局3ヶ月弱入院して、本人も家族も心が折れそうでした。
そんな時に、支えになってくれたのが看護師さんです。
夫の病院では頻繁に様子を見に来て、点滴、検温など医療的なことに加えて、雑談もしてくれていました。
お笑いの話、野球の話など看護師さんとしたようで、息抜きになっていると話していました。
また夫はいつ退院できるのかといった不安、医師への不満などがあったのですが、それも看護師さんに聞いてもらい
ストレスを軽減させることができました。
いつも笑顔で明るく接してくださり、家族である私の心も癒してくださいました。
看護師のイメージと現実について。
私の友人に、学生の頃、看護師を目指していた人がいました。
そのためのコースに進学し、私の夢は看護師になること。と自身を持っていました。
ある日、その人が職業体験として病院に行き、小児科に配属されたということを聞きました。
私は、どんな様子だったのか知りたく、その人に会って話を聞きました。
友人のいうことには、小児科で、一日中子供たちと話したり、楽しく過ごしたと。
私は、話を聞いていて、楽しいだけでいいのかな…と不思議に思い、
「看護師って、注射したり、手術を手伝ったり、大変なんじゃないの?小児科に配属になるとは限らないし。」
となんとなく言ったら、友人はしばらく黙りこんで、そうだった、と。
なんと彼女は、今まで看護師になってそのような大変なことがあると想像していなかったというのです。
そして、注射をしたり出来るかな…手術なんて、耐えれるかな…。と不安になったようで、その後、あっさりその道をあきらめてしまいました。
それまで、考えを曲げたりする人ではなかったので、とてもビックリしましたが、それでも、今気付いてよかったのでは…と思います。
どの世界もつらいですが、看護師は人の生死に関わる仕事。
相当の覚悟がないと、出来ない仕事だと思います。
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